今回は家庭用蓄電池の選び方についてです。タイプ別にメリットデメリットをご紹介します。
蓄電池を選ぶ際にどのようなタイプにした方がいいか悩まれてはいませんか?
蓄電池には「単機能型」「ハイブリット型」の2種類あります。
その2種類の中で停電時に関わる要素として「特定負荷型」と「全負荷型」に細分化されます。
①単機能特定負荷 ②単機能全負荷 ③ハイブリッド特定負荷 ④ハイブリッド全負荷
以上の4つの組み合わせからお客様の日頃の電気の使い方や設置状況などを加味して、 最適な蓄電池を選んでいただくことになります。
蓄電池設置のメリットについてはこちらの記事に載せていますのでご覧ください。
単機能型蓄電池とは
太陽光パネル用のパワコンと蓄電池用のパワコンと2台別々になっているものを指し、必ず蓄電池用パワコンの導入が必要となります。「フレキシブル型」と呼ばれることもあります。
単機能型蓄電池のメリット
・ハイブリット型に比べて価格が安い。
・既設のパワコンの交換をしなくても蓄電池が後付け出来る。
・蓄電池用のパワコンを追加で付けるため、撤去費用が掛からない。
・既存の太陽光発電設備の保証はそのまま残る。
・太陽光発電設備がなくても設置が出来る。
・設置する蓄電池のメーカーを気にしなくていい。
単機能型蓄電池のデメリット
・蓄電池用のパワコンを追加で設置するため広いスペースが必要。
・屋外設置が多く水害に弱い。
・パワコンを2台使う事から、ハイブリット型に比べて電気の変換ロスが大きい。
・停電時に使用できる電力が少ない。
・既存の太陽光発電用パワコンは、いずれ修理・交換が必要。
単機能型蓄電池がおすすめの方
太陽光発電を設置して10年未満の固定買い取り継続中の方におすすめとなります。
10年未満の方は機器の保証期間もまだ残っているので、パワコンの交換が不要な単機能型がよいでしょう。
長州産業株式会社 スマートPV multi 単機能特定負荷蓄電池
ハイブリット型蓄電池とは
単機能型で必要な太陽光パネルのパワコンと蓄電池用のパワコンの機能の2台のパワコンの機能を、1台のパワコンにまとめたものになります。
ハイブリット型蓄電池のメリット
・停電時の太陽光からの充電量が多く停電時にも長く電気が使える。
・単機能型に比べて電気の変換ロスが少ない。
・既存のパワコンを新品の物に交換が出来る。
・売電優先や蓄電優先など細やかなモード設定が可能で、各家庭の事情の合わせた電気の使い方をサポート出来る。
ハイブリット型蓄電池のデメリット
・単機能型に比べて価格が高い。
・既存のパワコンを取り換える必要があります。
・ハイブリット型を導入したら、既存の太陽光発電設備の保証は切れる。
ハイブリット型蓄電池がおすすめの方
太陽光発電を同時に導入 太陽光設備を設置して10年以上たった固定買い取り終了の方におすすめとなります。
目安としてパワコン交換目安となる10年経過された方はハイブリット型がよいでしょう。
長州産業株式会社 スマートPV multi ハイブリット特定負荷蓄電池
長州産業株式会社 スマートPV multi ハイブリット全負荷蓄電池
停電時に関わる「特定負荷型」と「全負荷型」とは
特定負荷型について
特定負荷型は100Vの電化製品のみ使えます。
停電時100Vだけが使用でき、特定のコンセントや照明などの限られた場所で過ごす方におすすめです。
全負荷型について
家まるごとバックアックし、停電時になるべく不自由なく過ごしたい方におすすめです。
※特定負荷型も全負荷型も使用電力には上限がありますのでご注意下さい。
弊社ではお客様に聞き取りをしてお客様にベストな蓄電池をご提案させて頂きます。
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