太陽光発電所を保有されていて、今まで定期報告をしたことはありますでしょうか。
原則再エネ施設を保有されている方は定期報告が必要になります。
工事会社や販売会社が代理で行っているケースもありますので、そもそも報告する事を知らない方も多くいられると思います。
しかし、今後は発電者様自身で内容を知っておく必要がございます。
定期報告の変更の経緯
これまで経産省が発電所の情報を把握するために行ってきましたが、
長年定期報告が正確にされていないと言った経緯から問題視されてきました。
中には発電所は無数にあるため、報告書を出さなくてもいいと考えていた方もいたかもしれませんが、
2025年4月より報告内容が変更されました。
特に野立ての太陽光発電所をお持ちの方は特に注意が必要です。
野立て太陽光は電線の盗難が多い、誰の発電所か分からない、発電所が建設された状態のまま
メンテナンスがされず長期間放置されているなど問題視されています。
発電所が建設された状態のままメンテナンスがされず長期間放置されているなど多くの問題点を抱えています。
そのため定期報告の有無を優先的に確認が入る可能性がかなり高いです。

定期報告に必要な書類
今までの定期報告は入力フォームに発電所を維持するための費用等を報告すればよかったですが、
これからはそうはいきません。
既存の報告に加えて、保守点検報告書が必要になります。
今の所、保守点検報告書の内容までは具体的に書かれていないため、一般的な点検でよいと思われる。
そのため発電所が安全に稼働するために、きちんと発電量が保たれているか、
接地抵抗やモジュール架台の破損や汚れを確かめる必要があります。
定期報告漏れを防ぐために
定期報告を怠り発電所の状態が悪質であると判断された場合
一時的に売電が停止、売電単価が下がる等、発電所が改善されるまでペナルティを受けた事例もございます。
毎年定期報告は必要になるため、定期報告漏れを防ぐためにメンテナンス契約を結ぶ事をおすすめします。
第一に発電所の状態を把握している工事会社に依頼するのがいいでしょう。
会社が無くなっているなど依頼先が無い場合は、
定期点検の際に不具合が判明した場合迅速に是正が出来、適切な点検を行う工事会社に依頼を下さい。
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